吹き抜けを取り入れると、家がおしゃれになると思っている人もいるかもしれません。しかし、吹き抜けはただ取り入れればいいというものではなく、ポイントを押さえることが大切です。工夫を施さないと、おしゃれなデザインの吹き抜けにはなりません。この記事では、吹き抜けのある家にしたい人に向けて、デザイン性をアップさせるポイントを解説します。

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吹き抜けの魅力とは?

おしゃれな吹き抜けにするには、まず魅力をしっかり押さえておきましょう。代表的なメリットを3つ紹介します。

 

天井が高くなり、開放感が生まれる

天井が高くなり、開放感が生まれます

人によっては狭い空間が落ち着くと感じることもありますが、天井が低いと圧迫感が生まれ、窮屈に感じる人もいるでしょう。特に背の高い家具がある場合、天井との距離が近くなり、圧迫感が強くなります。

一方、吹き抜けがある家は、天井が高くなることで部屋全体が広がったような印象を与えられるのが特徴です。吹き抜けによって家の中に天井の低い部分と高い部分ができ、このような部分を上手に使い分けることでメリハリが生まれ、視覚的に広さと開放感を演出できます。

広い空間を有効活用することで、さまざまなインテリアや家具を置いても狭さを感じにくくなるでしょう。縦に広々とした空間になるため、横の広がりを確保できない狭小住宅におすすめです。

 

高い位置から採光ができて家全体が明るくなる

吹き抜けは高い位置から採光ができるため、家全体を明るくできるのが特徴です。特に、吹き抜けの天井部分に天窓や高窓を設置すると高い効果を期待できます。天窓は真上から陽の光が差し込むため、通常の窓と比べて3倍の光を取り入れることが可能と言われています。1階まで陽の光が届きやすく、家全体の明るさを確保できるでしょう。

また、高窓は外からの陽の光を天井や壁に当てて落とすため、天窓と異なり間接照明のような柔らかな明るさを得られるのもメリットです。日照条件が悪く昼間も暗くなりがちな家でも、吹き抜けに天窓や高窓を設置すれば明るさを確保でき、光熱費の削減も実現できます。

 

風通しがよくなり心地よい空間になる

吹き抜けには風通しがよくなるメリットがあります。吹き抜けは、低い位置から風を取り入れて高い位置から風が抜けるように、窓を配置することで風通しがよくなります。通常、正面に窓を向き合わせるよりも、1階から風を取り入れ、2階から抜けるように窓を配置すると、2階に溜まっている空気の排出が可能です。風が通り抜ける空気の流れがスムーズになり、家全体の空気の循環がよくなるため、快適な室内環境を保つことができます。

また、風通しがよくなると湿気が溜まりにくい点もメリットです。カビやシロアリ、シックハウス症候群などの発生も予防でき、家族の健康を守ることにもつながります。

 

吹き抜けのあるおしゃれな家にするポイント

吹き抜けのあるおしゃれな家にするポイントとは?

吹き抜けには魅力的なメリットがたくさんありますが、吹き抜けを活かしておしゃれな家にするにはポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、おしゃれになる吹き抜けの取り入れ方を解説します。

 

吹き抜けからの自然光を上手に活用する

吹き抜け空間において、自然光の取り入れ方はとても重要です。吹き抜けに天窓や高窓を設置すると高い位置から採光できるため、降り注ぐ自然光が壁や床、天井に落ちて美しい陰影が生まれます。陽の光の陰影で部屋全体のデザイン性がアップするので、吹き抜けを作るなら自然光の取り入れ方をしっかり考慮しましょう。

ただし天窓や高窓を設置する際には、建物の方位や周囲の建物の高さ、日当たりの時間帯などを考慮した上で、窓の位置を慎重に検討する必要があります。また天窓や高窓を設置するなら、暑さ対策も必須です。窓から入る日射熱の量が抑えられる遮熱フィルムや遮熱ガラスなどを利用して、室内の温度管理についても対策を施しましょう。

 

スケルトン階段を上手に取り入れる

吹き抜けと相性がいいのが、スケルトン階段です。スケルトン階段とは、鉄骨や木材などの素材を使い、階段自体がシンプルなデザインで蹴り込み板がない階段を指します。

スケルトン階段の特徴は、見た目がおしゃれで開放感があり、光を遮らないため吹き抜け空間において明るい空間を作り出せる点です。最近人気の和モダン住宅とも相性がよく、多くの注文住宅で取り入れられています。

吹き抜けは音が響きやすいデメリットがありますが、2階の吹き抜けに面する側を腰壁で閉じると防音性能が期待できます。1階から見上げると、バルコニーのような印象でおしゃれな雰囲気を演出するのに効果的です。その一方で、狭さを感じやすいのがネックです。そこで開放感があるスケルトン階段を取り入れるのがおすすめです。

デザイン性を求めるなら、スケルトン階段の手すり部分の素材にこだわることで、より個性的でおしゃれな空間を作り出せます。たとえば木材やスチール、ガラスなど、素材によって異なる印象を与えるので、全体のバランスを考慮して決めましょう。

 

照明で光の意匠を凝らす

照明も吹き抜けのデザイン性をアップさせるアイテムの1つです。照明の設置方法によって、空間の印象や雰囲気が大きく変わります。一般的に、吹き抜けに取り付ける照明として人気があるのはペンダントライトです。ペンダントライトは、天井からぶら下がるように設置する照明器具で、見た目がおしゃれであると同時に、高さのある空間にぴったりと合います。

ペンダントライトは天井に埋め込むダウンライトと比較して光が床に近づくため、暗くなりにくい機能的なメリットがあります。吹き抜けの中心に添えることで、アクセントにもなるのもメリットです。傘がついていないペンダントライトは天井方向にも光を放ち、吹き抜け全体を優しく照らしてくれます。

吹き抜けの存在感を強調するには、壁面にスポットライトを設置して上向きに光を送る方法もよいでしょう。上向きに設置すると天井を照らす効果があり、吹き抜けの存在感を強調できます。そのため、より奥行きのある部屋を印象付けることができます。吹き抜けに取り付ける照明は、空間の印象を大きく変える重要な要素であるため、照明の選び方や配置にこだわりましょう。

 

吹き抜け空間に凹凸をつける

吹き抜け空間は天井が高く、広々とした印象を与えるのに効果的です。一方で、縦に長いため単調になりやすく、空間のデザインに悩むことも少なくありません。吹き抜けの印象度を上げるには、凹凸をつけることが有効です。凹凸によって空間に動きを生み出し、視覚的な面白さを加えることができます。

たとえば「見せ梁」を活用すると、空間にアクセントを与えられるのでおすすめです。見せ梁は、天井梁をそのまま見せることで空間に深みや奥行きを与え、圧迫感を解消する効果があります。

見せ梁を採用する際は、デザイン性にも配慮しましょう。木目を活かした梁のほか、ペイントを施したり壁紙を巻いたりすることもできるので、梁そのものにデザイン性を高められます。たとえば、ナチュラルな空間には木目を生かした梁が似合いますし、モダンな空間にはシンプルなペイントや壁紙がマッチします。

さらに見せ梁だけでなく、他の要素にもデザイン性を加えると空間全体の印象を高めることが可能です。階段や手すり、ウィンドウトリートメント(窓回りの装飾)などの要素も、デザイン性の高いものを選ぶと空間の雰囲気を変えられます。

 

開放感のある暮らしを天然木の家 HODAKAで手に入れよう

吹き抜けには、開放感や採光性の高さ、風通しの良さなど魅力がたくさんあります。しかしおしゃれな家にするには、吹き抜けを取り入れる際のポイントを押さえておくことが大切です。

ただし、今回紹介したポイントは一例にすぎません。実現したい家の形によってポイントは異なるので、おしゃれ度を高めるには吹き抜けの施工実績の多いハウスメーカーに相談するのがおすすめです。

京都、滋賀、大阪で注文住宅を建てたい人は「天然木の家 HODAKA」にご相談ください。

木目調の折り上げ天井や見せ梁など、意匠を施したデザイン性の高い吹き抜けを得意としています。また吹付断熱材を採用しているため、高機密・高断熱で夏涼しく冬暖かい家を実現できます。

吹き抜けは夏が暑く冬は寒いというデメリットがありますが、「天然木の家 HODAKA」の施工方法なら快適な家づくりが可能です。気になる方は注文住宅のカタログ、もしくは無料相談にお気軽にご予約してください。