注文住宅に吹き抜けを作ろうか迷っている子育て世帯もいるかもしれません。実は吹き抜けがあると、家族の距離がグンと近くなったり気持ちが開放的になったりするなど、子育てのしやすさにつながるメリットがたくさんあります。ただし、建ててから後悔しないためにも、デメリットとなる要素もしっかり押さえておくことが大切です。

この記事では、子育て世帯に吹き抜けがおすすめの理由や、吹き抜けのメリット・デメリットも合わせて紹介します。家族みんなが笑顔で暮らせる家づくりを実現するためにも、ぜひ参考にしてください。

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吹き抜けがあると子育てしやすい!?メリットを紹介

吹き抜けと子育ては、一見すると関係性がないように感じられるかもしれませんが、実は子育て世帯にとって大きなメリットがあります。特に注目されるメリットを4つ紹介します。

気持ちが開放的になる

吹き抜けは天井がなく、1階と2階がつながるつくりです。天井がないと圧迫感がなくなり、広々とした空間に感じられます。子育て中でお家時間が多いときでも、広々とした空間にいると晴れやかな気持ちになりやすいでしょう。特に狭小住宅のように、狭さを感じやすい場合は吹き抜けを取り入れるのがおすすめです。

風通しがよくなり湿気対策になる

吹き抜けの天井部分に天窓をつくると、1階から2階への風の通り道が生まれます。低い位置にある窓から入った空気が高い窓へと流れるため、湿気がたまりにくい点がメリットです。

湿気を放置しておくと、カビやシロアリの発生を引き起こすおそれもあり、特に子育て世帯にとって風通しのよさは重要です。部屋にカビの胞子やハウスダストが飛び回ると、お子さんの身体に悪い影響を及ぼすリスクが高まります。その点、吹き抜けがあると効率的に換気ができ、家族の健康を守れます。

高い位置から採光できて部屋全体が明るくなる

吹き抜けに天窓があると高い位置から入り込んだ光が1階部分まで届き、部屋全体が明るくなります。最近は子どもが自分の部屋で勉強するのではなく、リビングを学習場所にする勉強スタイル「リビング学習」を取る家庭も多くなりました。リビング学習は親の目が行き届くため、わからないことがすぐに聞けたり、生活音がするなかで学習するため集中力が高まったりするなど、メリットが多い学習方法です。

吹き抜けからリビングに光が届けば、日中照明をつけなくても陽の光だけで学習できます。海外の調査によると、窓からの自然光が子どものパフォーマンスや学習意欲に少なからず影響を与えるといった結果も報告されています。そのためリビングを学習する際は、自然光の元で行うのがベストといえるでしょう。

子どもの気配を感じやすくなる

吹き抜けがある家は、1階と2階が床で分断されず緩やかにつながっているため、2階の居室にいる子どもの気配を感じやすくなります。2階にいる子どもも1階にいる親の気配を感じられるため、部屋にいても孤独を感じにくくなるのがメリットです。家族間で程よい距離感を保つことができ、思春期の子どもでもつかず離れずのよい距離感で暮らせます。

建ててから後悔しないために!吹き抜けのデメリットも押さえておこう

吹き抜けにはメリットが多い一方で、いくつかデメリットもあります。そこで、子育て世帯が吹き抜けをつくって後悔しやすい点を紹介します。

音が2階まで響きやすい

吹き抜けのデメリットとして、上階に音が響きやすい点が挙げられます。空間が広いため音が反響しやすく、リビングで子どもが泣いたり騒いだりすると、その声は2階の居室まで届きます。休日はゆっくり寝室で寝ていたいと思っても、騒がしくて寝ていられないときもあるでしょう。

逆も然りで、1階でテレビを観ているとテレビの音が子どもの部屋にまで聞こえてしまいます。その結果、勉強の邪魔になったり、寝ている子どもを起こしてしまったりすることもあります。1階で友だちを招いて夜遅くまでパーティーなど、どんちゃん騒ぎをしていると部屋中に声が響くので他の家族に迷惑をかける場面もあるでしょう。ちなみに吹き抜けがあるとニオイも上に広がりやすくなるデメリットがあるので、音の問題と一緒に対策が必要です。

冷暖房効率が悪い

吹き抜けは1階と2階がつながっているため、冬にリビングで暖房をつけても暖かい空気が2階に上がってしまい、1階部分は寒く感じます。逆に夏は2階部分が暑くなるのがデメリットです。その原因は、屋根に直射日光が当たることで屋根裏に熱がこもるため、冷房をつけてもなかなか冷えないためです。

さらに1階からの暖かい空気が上がってくる一方で、冷たい空気は下がるという空気の性質により、特に夏の夜は寝苦しさを感じてしまうでしょう。寝苦しさを感じると、ついつい冷房をつけっぱなしにするので、光熱費が高くなる要因になります。エネルギー代が高騰している昨今、吹き抜けを設けた結果、冷暖房効率の悪さに後悔する人も少なくありません。

高所のメンテナンスがしづらい

1階、2階の天井高は一般的に2.5mほどですが、吹き抜けの天井高は2倍の5mほどにもなります。吹き抜けの天井部分に照明を設置すると電球交換が大変ですし、天窓や高窓のサッシのホコリを取るのも一苦労です。吹き抜けがあると、はしごを使って掃除をする必要があるので、こまめにメンテナンスするのが難しくなります。

子育て世帯が吹き抜けを作る際に気を付けたいこと

ここでは、子育てしやすい吹き抜けのある家にするために、家づくりの際に気を付けたいことを紹介します。

高気密・高断熱の家づくりでランニングコストを抑える

長く暮らしやすい家にするためには、高気密・高断熱の家づくりをしておくことも大切です。近年、エネルギー価格が高騰したことで、電気代やガス代などが相次いで値上がりしています。高気密・高断熱の家にすれば外気の影響を受けにくくなるため、冷暖房に頼らなくても過ごしやすい家になります。その結果、光熱費の大幅な削減も可能です。

高気密・高断熱の家づくりは建築コストが多少かかるものの、国や自治体の補助金制度を利用して、お得に建てられます。子育ては何かとお金がかかるため、少しでもコストを抑えられるように検討を重ねましょう。

床面積に限りがあるならハーフ吹き抜けを検討してみる

吹き抜けをつくると、一部とはいえ床面積が減ってしまい、居住スペースを削る必要が出てきます。仮に子ども2人にそれぞれ子ども部屋をつくりたいと思った場合、2階の床面積が限られていると、それぞれの居室スペースを少しずつ削らなければなりません。部屋が狭いことにより、生活してから暮らしにくさを感じることもあるでしょう。

最近は「ハーフ吹き抜け」と呼ばれ、高さを半分程度にした吹き抜けも人気があります。ハーフ吹き抜けは、1階の天井高を3m~3.8mの高さにしてリビングやダイニングの上部に設けるのが一般的です。勾配天井にすれば、2階の天井高が確保できるため、吹き抜けの上に居室を設けることもできます。吹き抜けの開放感+居住スペースを確保できるので、床面積に限界がある場合は、ハーフ吹き抜けの採用も検討してみましょう。

子育てを楽しむ注文住宅なら天然木の家 HODAKAで建てよう

吹き抜けがある家は、採光や風通しがよく、開放的な空間が気持ちの面でもプラスに働くので、子育てによい影響をもたらしてくれます。しかし、いくつかデメリットもあるので、後悔しないためにも施工実績が豊富なハウスメーカーに相談するのがおすすめです。

「天然木の家HODAKA」では、子育てしやすい家が手に入ります。たとえば、壁には出角に丸みをもたせるRコーナー加工を施し、万が一お子さんが顔や体をぶつけても比較的衝撃を和らげる工夫をしています。吹付断熱材を採用した高機密・高断熱施工により、夏涼しく冬暖かい家を建てられるのも「天然木の家HODAKA」の強みです。

さらに建築された方には、天然木一枚を使ったダイニングテーブルやキッチンカウンターなどのサービスも実施中。京都、滋賀、大阪で子育てしやすい注文住宅を建てたいなら「天然木の家 HODAKA」におまかせください。